急激な高齢化

近年急激な高齢化が進み、医療が高度かつより複雑になっていくなかで、看護師の数が足らず社会問題になっています。厚生労働省によると、2011年に必要とされている看護職員の数が140万人余りなのに対し、実際に働いている職員の数は135万人足らずで、約56,000人不足しているそうです。看護師不足の一番の原因は、離職率の高さです。実際国家資格があるにもかかわらず、看護師の仕事に就いていない看護師が50万人以上にも上るとされています。したがってこれら看護師有資格者の1割でも看護師募集に応募し、就職してくれれば、看護師不足は一気に解消できることになります。では何故看護師募集をしても看護師募集に人が集まらないのでしょうか。その理由はなんと言っても労働条件の厳しさにあります。病院では、日勤以外に準夜勤、深夜勤、宿直など2交代制・3交代制勤務が常識になっています。そのため夜勤回数が月9回以上の人が50%にもなるといわれています。また月50時間以上の残業時間をこなす看護師の数も、8%近くに上っています。独身であれば、これらの厳しい労働条件でも勤務は可能でしょうが、結婚し子供が生まれると子育てに忙しくなり、夜勤を含む勤務はとても大変です。そのため夜勤ができないことを理由に、退職していく女性看護師がとても多いのです。看護師不足簡単に解消できませんが、まずは夜勤回数の減少、短時間正職員制度といった看護師募集に応募しやすいように労働条件を改善する必要があります。